辛いペットとのお別れを終えて、火葬場から遺骨を持ちかえったら、どんな供養をしたら良いのでしょうか?早急にお墓を整える、遺骨を庭に埋める、というのも一つの方法ですが、最近では、自宅でずっと供養をしていきたいという方が増えています。同時に、ペット用の仏具も多く販売されるようになりました。
●ペットの遺骨は自宅で供養してよい
ペットの遺骨は、自宅で供養して構いません。ペットといえば庭に土葬するのが当たり前と思っている世代からは、「ペットの骨を家に置くなんて、何だか不気味」と言われてしまうことがあります。しかし現代では、ペットに限らず人間の遺骨であっても、自宅で供養することは「手元供養」と呼ばれ、ごく一般的になりつつあります。
●ペット仏具の種類
ペット仏具にはたくさんの種類がありますが、すべて揃える必要はありません。
自分にとって必要と思えるものを選びましょう。ペット用の骨壺とのバランスを整えるため、全てミニサイズになっています。
*花立て
ペット仏具用の花立ては、ほとんどが背の低い一輪挿しです。
*ろうそく立て
ペット用はとても小さなろうそく立てなので、ミニろうそくとセットで買うのがいいでしょう。
*おりん
とくに仏式に近い形で供養したい場合には、小さいサイズのおりんを購入します。
デザイン性に優れたおりんはリビングに映え、供養の主役になりえます。
*線香立てか香炉
仏式に近い形で供養したい場合には、小さな線香立てか香炉を購入します。線香は、細めのものを購入するか、人間用のものを折って使います。
*水入れ
おちょこサイズの水入れが売られています。生前と同じように、水を毎日お供えすることが出来ます。
*ごはん入れ
水入れとセットで売られている場合が多いです。
*仏壇
ペット用の仏壇は、人間用の立派な仏壇をミニサイズにしたものから、シンプルなひな壇型まで、形はさまざまです。
人間と同じように供養してあげたいと思えば、ミニサイズの仏壇を選ぶのがよいでしょう。「祈りのためのスペースを強調したいだけ」という考えであれば、シンプルなひな壇タイプがあります。
*位牌
ペット用の位牌に「○○(ペットの名前)乃霊位」などと彫ってもらえます。
人間の位牌のような漆塗りの位牌もありますが、クリスタル製など明るいイメージの位牌が人気です。
*骨壺
「火葬場から提供された骨壺のままでは寂しい」「もっとかわいい骨壺がほしい」という方にお勧めです。
*遺影
ペット用の仏壇に映えるような、小さいサイズの遺影用フォトフレームがあります。
これらの商品は、「ペット仏具専門サイト」や「ペット用仏具を専門サイト」から購入できます。しかし「水入れ」や「ごはん入れ」は、生前のものをそのまま使って供養したいという方も多いようです。