モダン仏壇は、家具調仏壇、インテリア仏壇、新型仏壇、都市型仏壇とも呼ばれています。 リビングや洋室に合わせた新しいデザインの仏壇です これまでの伝統的様式から彫刻や宮殿を排除し、インテリア性を重視したすっきりしたデザインです。天井にご本尊を照らすダウンライトが付いているものが多いです。
コンパクトなデザインで棚の上にも安置できるモダンミニ仏壇(上置き)と、どんなお部屋にも合う機能的な床に置くタイプのモダン仏壇(床置き)があります。マンションやフローリングの部屋に違和感なく安置できる仏壇を探している方には最適な仏壇です。
●主な材質
▼ウォールナット
クルミ科の落葉広葉樹。北米やカナダで産出。世界三大銘木のひとつ。木質は重硬で衝撃に強く、また狂いが少なく加工性や着色性も良いという特性を持っています。落ち着いた色合いと重厚な木目から高級家具材や工芸材に用いられてきました。
▼チーク
クマツヅラ科の落葉高木。タイやミャンマー・インド・インドネシアなどで産出される高級材。世界三大銘木のひとつです。重硬で耐久性・耐水性に優れる。心材は淡褐色。黄褐色、褐色。天然材は減少し、現在ではアフリカなどで植林が行われています。
▼メイプル
カエデ科の落葉広葉樹。仏壇材としてはハードメイプルが使用されます。重硬で肌目が緻密。主に淡灰色の辺材が用いられます。鳥眼目(バーズアイメイプル)が現れることがあり、珍重されます。
▼ナラ
ブナ科の落葉広葉樹。日本国内に広く分布し、北海道産が有名です。樺太や朝鮮半島にも分布し、ヨーロッパでも古くから人気のあるオーク系の色として知られる木材です。辺材は淡黄白色で、芯材はくすんだ黄燭色。着色性に優れ、北米のホワイトオークはウィスキーの樽として使用されています。
家具調仏壇は、これらの木材を使い、明るい自然感のある色調のものが多いのが特徴です。 唐木仏壇と同じように、大半のモダン仏壇は芯に別の木材を使い、洋家具材を貼ってつくっています。
家具調仏壇の表面材の使用工法には、無垢、厚板貼り、薄板貼り、木目調プリント、着色仕上げなどの工法があり、貼ってある木材の使用量が価格に影響してきます。その他にもガラスを使用した仏壇や真っ白な仏壇など斬新なデザインの仏壇もあり、設置場所に合わせて選ぶことが出来ます。