老後にすることがなくて、毎日何もしないで過ごしている。
人ととの関りが減って家に引きこもりがち。
そんな悩みを解決すべく、共通の趣味を持つ「趣味友達」を見つけてみませんか?
今回は、趣味友達を作るのにオススメの習い事をご紹介します。
老後はプライベートな時間が多くなり、ライフスタイルや人間関係が大きく変わるタイミングです。
趣味にかける時間があることを活かして、習い事を始めてみましょう。
共通の話題ができる友達がいれば新たな楽しみが生まれ、生き生きした日々を送れますよ。
終活しながら趣味友達を作る意味
終活は「残りの人生をより良いものにする」ための活動です。
身の回りの整理はもちろんですが、残りの人生を楽しく、有意義に過ごすことも大切。
共通の趣味がある「趣味友達」を作れば、一緒に趣味の時間を過ごしたり、お互いの悩みを共有できたりするので、人とのつながりを感じられます。
老後は定年によって職場関係の人付き合いがなくなったり、周囲との関係が希薄になりやすい時期。
それによって孤独を感じてネガティブな思考になりやすく、老後うつを発症する原因にもなります。
充実した老後を過ごすためには、日々の人との関わりとつながりがとても重要です。
終活の一環として、積極的に趣味友達を作ってみましょう。
家族とはまた違った楽しみを友達とでき、共通の趣味で話も盛り上がり気分転換にもなりますよ。
終活世代にオススメの習い事とは?
習い事といっても、体力や費用などの面から「何をしたらいいの?」と悩む人も多いでしょう。
特に思いつかない人は、終活世代に人気の習い事から始めてみるのもオススメです。
同じ世代の人が多くいるので通いやすく、同年代の友達が見つけやすくなりますよ。
終活世代にオススメの習い事をいくつかご紹介します。
語学
語学は終活世代にもっとも人気のある習い事のひとつです。
頭を使うことで認知症予防になりますし、体を使わないので体力に心配のあるシニアにもぴったりの習い事。
語学教室と聞くと英会話をイメージしがちですが、今は海外ドラマやK-POPの影響から韓国語や中国語などアジア圏の語学教室も人気です。
そのため、語学教室を通じてドラマや俳優、音楽など同じ趣味の人を見つけられるのも魅力のひとつ。
ただ学ぶだけでなく、友達と一緒に海外旅行に行く、ライブに参戦するなどを目標にして学べば、お互いに励まし合いながら目標に向かって学習していくことができます。
共通の趣味友達となら、旅行先でも気兼ねなく楽しい時間を過ごせていい思い出になりますよ。
ピアノやギター
楽器を使った習い事も人気が高く、シニア向けの教室も多いのが特徴です。
体力面での心配もなく、安心してチャレンジできる習い事です。
どの楽器にするか悩んだら、子どもの頃やりたかったものを選ぶのもオススメです。
「あの頃はできなかった」というものに挑戦することは、終活においてとても大切なこと。
やりたかったことを消化していくことで、後悔のない人生を送ることができます。
演奏会などがあれば、成果を共有できるので目標に向かって練習することができるでしょう。
敷居が高いと感じる人はグループレッスンを検討するのもオススメです。
同じ趣味を複数の人と共有できるので、お互いに励まし合いながら取り組めますよ。
ヨガ
ヨガは自分のペースでゆっくり体を動かせられるスポーツで、生活習慣の予防や精神の安定などさまざまなメリットがあります。
特に老後は体を動かす機会があまりないので、日常生活を支える筋肉が衰え怪我をしやすくなってしまいます。
転倒や怪我が増えれば、最悪寝たきりなど介護につながってしまうこともあるのです。
体幹を鍛えるヨガではなく、呼吸法や瞑想法も合わせてやっていくヨガは体力面が心配なシニアにもぴったり。
健康になれるだけでなく、健康意識の高い人と友達になれることで一緒に頑張れますよ。
パソコン教室
スマホやインターネットの普及から、パソコン教室も人気の習い事です。
仕事でパソコンを使っていてスキルアップをしたい人、新しいことを習得したい人どちらにもオススメです。
パソコンが使えるようになれば、インターネットでショッピングを楽しめたり、SNSを始めたり、生活に新しい要素が加わるでしょう。
最近はシニア世代のSNSの参加も増えてきました。
同じ趣味の人と交流するだけでなく、SNSを通じて昔の友達を探すこともできます。
連絡先が分からず長い間会えていなかった友達に、連絡を取って久しぶりに会うことも夢じゃありません。
パソコン教室はシニア向けのものも多く、教室によって習う分野やレベルは変わってきます。
自分に合った教室、習いたい分野を見つけてくださいね。
シニア向けの習いごとの探し方
シニア向けの習い事は、専門の機関や地域の情報から見つけることができます。
具体的にやりたいことが見つかっていない、いろいろ見てみたい人はそういった場所に足を運んで探してみましょう。
カルチャーセンターをのぞいてみる
カルチャーセンターとは、社会人のための教育機関を提供する民間の教養教室です。
カルチャースクールや文化教室とも呼ばれます。
新聞社やマスメディアが提供している講座など、さまざまな習い事ができるのが特徴です。
カルチャーセンターが開いている教室は以下の通り。
- 教養(文化・文学・歴史など)
- 外国語
- 書道
- 手芸
- 生花
- 美術(絵画・陶芸など)
- ダンス
- ヨガ など
代表的なものは産経新聞社の「産経学園」や、毎日新聞社の「毎日文化センター」です。
放送局やマスメディアが提供する講座は規模が大きく、教室の数も豊富です。
就業年数関係なく好きなものを短期で学ぶことができます。
近所のカルチャーセンターでどんな教室が開かれているのか、見に行ってみましょう。
福祉センターの張り紙をチェック
福祉センターとは、地域の老人に相談や健康・教養のレクリエーションの場を提供する施設です。
各地域にあり、福祉センターの張り紙をチェックすれば自宅近くの習い事教室を探すことができます。
また、同じ地域の友達ができやすいのも魅力のひとつ。
自宅が近ければ、習い事以外でも会いやすくなり、より親交を深められます。
福祉センターにはシニア向けの習い事が多く紹介されています。
募集案内の張り紙がされているので、近所の習い事がしたい人は足を運んでみるのもいいでしょう。
インターネットで調べてみる
インターネットを使えば、簡単に自宅近くの習い事やオススメの習い事を探すことができます。
地域情報やカルチャーセンターの情報も検索でき、習い事の種類や日程も見られるので手軽に探せてオススメです。
「実際に足を運んだりするのは、ちょっと…」と少し消極的な人は、まずインターネットでどんなものがあるのか見てみましょう。
自分に合ったもの、興味のある習い事が見つかるかもしれませんよ。
ただし、探すためには自宅にインターネット環境があること、インターネットを使える人に限られてしまいます。
もし一人で探すのが難しいときは、家族に頼ってみてくださいね。
友達と一緒に趣味を楽しみ充実感のある毎日を
一人で習い事に没頭するのもステキですが、せっかくなら友達と共通の話題で盛り上がったり、成果を共有したりするのも魅力的です。
友達と楽しい時間を過ごすことで気持ちが前向きになり、生きがいを感じるきっかけにもなります。
一緒に頑張れる友達がいれば目標も広がり、充実した日々になるでしょう。
終活は人生をより豊かにするための活動です。
新しい出会い、新しい学びは自分の心と人生を豊かにしてくれます。
ぜひ、趣味友達と一緒に習い事を楽しみ、充実したシニアライフを過ごしてくださいね。