「朝活とは何?」、「朝活のメリットが知りたい」と気になっている人は多いのではないでしょうか?この記事では、朝活のメリットや朝活がシニアにおすすめである理由などについて説明します。朝活に興味のある人は、ぜひ参考にしてください。
朝活とは?
朝活とは、朝に活動をすることを意味する言葉です。いつもより早起きして、頭がすっきりしている朝の時間を有効活用して人生をより豊かにすることが目的です。基本的には、朝起きてから朝活として行うことを決めるのではなく、事前にやることを決めてモチベーションを上げておきます。
朝活で行われるものの具体例としては、ストレッチやヨガ、ジョギング、英会話、資格取得のための勉強、読書などがあります。朝活で行うものに決まりはないので、ストレス解消になること、スキルアップにつながること、趣味、身体づくりになることを行いましょう。
朝活に関する本が人気になったことで、朝4時起きの人を「ヨジラー」と呼んだり、朝5時起きの人を「ゴジラー」と呼ぶことで朝活が認知されるようになりました。朝活を行う人が増え、SNS上で同じ朝活を行う人同士がリアルタイムに交流をすることで励まし合いながら朝活を続けられる環境が整うようになってきました。
これまで朝活は一人で孤独に行うものという認識だったものが、みんなで楽しく行う生活に潤いをもたらすものとして認知されています。朝活関連のイベントや勉強会も朝早くから開催されるようになり、朝活への関心は高まっています。
朝活のメリット①集中できて作業効率が上がる
朝活は起きてすぐの頭がすっきりした状態で行うため、作業効率が上がります。夕方以降は脳が疲れていて作業がはかどらなかったり、予定外の出来事でやりたいことができないということもあります。ですが、朝活であれば、いつもよりも早めに起きて行動するため、予想外のことが起きても対応ができ、心の余裕ができるのです。
朝活のメリット②不眠解消
朝活をして毎朝同じ時間に起き、日光を浴びることで体内のリズムを整えることができます。体内リズムが整うことでホルモン分泌や体内の生理的活動が正常になるので、睡眠や目覚めがスムーズになり生活リズムも整うようになります。日光を浴びることで分泌されるセロトニンの影響で、夜に眠りやすくなるメラトニンがたくさん分泌されるので不眠の解消に役立つのです。
現代はパソコンやスマートフォンのブルーライトの光を浴び、不規則な生活を送りがちな人が多いため自律神経が乱れて体内リズムが狂いがちになります。そのため、朝活で生活リズムを整えることで生活だけでなく、体のリズムも整うようになります。
朝活のメリット③ポジティブになる
朝に日光を浴びると、「セロトニン」が分泌されて精神が安定します。セロトニンは脳内の神経伝達物質の一つですが、感情や気分のコントロールに作用するものです。そのため朝活をして日光を浴びることで少しずつポジティブになっていきます。
屋内で朝活を行う場合は、窓際など日光を浴びる場所で行うことがおすすめです。屋外で行う場合は、ウォーキングやジョギングなどリズム感のある運動をするとセロトニンの分泌が増えて、より精神面への影響が大きくなります。
シニアに朝活がオススメの理由
シニア世代は、身体が自然と朝早く起きる早寝早起きのリズムに変化していきます。無理することなく早起きができるので、朝活を始めやすいのです。ただ、急に早起きをすると体が慣れずに昼間眠くて何もできないということになりかねません。
特に夜型の生活を送っていた場合には急に朝方にシフトするのは難しいので、少しずつ起きる時間を早くするといいでしょう。急に早起きしようと思っても続かずに、自分には朝活は向いていないとあきらめてしまってはもったいないので、スムーズに朝方に移行できるように計画することがおすすめです。何かを習慣化するためには3週間はかかると言われているので、最初の3週間は意識的に計画して早起きすると朝活を習慣化しやすくなるでしょう。
シニア世代で定年を迎えて日常的に仕事をしなくなると、生活リズムが乱れてしまうこともあります。朝活を行うことで、毎朝同じ時間に起床して日光を浴びるので、夜も同じような時間に眠りにつくことができ規則正しい生活を送ることができます。また、一緒に朝活を行う仲間ができれば、第二の人生も楽しみながら新しいことに挑戦することができます。
シニアが朝活を続けるコツ
無理なく朝活を続けるためにもルーティンを作りましょう。例えば、朝活仲間を作る、必ず見るテレビ番組を決めるなどすると朝活のリズムを作りやすくなります。朝活仲間と一緒にウォーキングやヨガをしたり、SNSで朝活の状況を報告し合うことで楽しみながら続けることができます。
また、趣味に関するテレビ番組を毎朝見るなど決めておくことで一人でも無理なく朝活を続けることができるでしょう。なかなか朝活が続かない場合は、朝活イベントに予約をすることもおすすめです。イベントへの参加予約をしてしまえば、行動する理由ができてモチベーションも上げやすくなります。
朝活イベントの具体例としては、朝食会や読書会、投資・英会話・メイクなどの勉強会、映画上映会、異業種交流会などがあります。誰かと一緒の方が楽しく続けられるのであれば朝活仲間を作ったり、イベントに参加することがおすすめです。一人で朝活を続ける場合は、自分が楽しいと思えることや興味のあることから始めると無理なく続けられるでしょう。
また、朝活の目的をはっきりさせることも重要です。3ヶ月で資格試験に合格する、半年で5kg痩せるなどはっきりした目的を決めて、目的を達成するための計画を立てると朝活を習慣化しやすくなります。
朝活を続けるためには睡眠時間を削らないことも重要です。朝活のために早起きをする必要がありますが、睡眠時間を削ると健康によくないだけでなく、作業効率が悪くなってしまいます。早く起きる分、夜は早めに寝て睡眠時間をしっかりとるようにしましょう。
家族と生活している場合は、自分と家族の生活リズムに気を付けないと朝活をすることにストレスを感じてしまうかもしれません。朝活のために家族よりもかなり早く起きると、生活音で家族が起きてしまい家族の関係性が悪くなる可能性があります。朝活を始める前に、家族も一緒に朝活に誘うか、それができないのであれば家族の生活リズムを崩さない方法で朝活を始めることが重要です。
また、朝活を休む日を設定することも長く続けるために大切です。「毎日朝活を続けないといけない」と思ってしまうと疲れてストレスになってしまうので、平日だけ朝活する、土日だけ朝活するなど朝活のペースを決めておきましょう。朝活は必ずしなければならないことではないので、体調が悪い時や忙しい時には無理して朝活をしないようにすることも朝活を楽しく続けるために必要です。
朝活を始めて元気なシニアを目指そう!
朝活は頭がすっきりしている朝に興味のあることや身体をメンテナンスするための時間です。朝活は作業効率が上がったり、不眠の解消やポジティブになるメリットがあるので、少しずつ朝起きる時間を早くして習慣にすることがおすすめです。
早寝早起きのリズムになっていくシニア世代は、早起きにストレスを感じにくいのでスムーズに朝活を始めることができるでしょう。朝活を習慣化して、一緒に朝活をする仲間を見つけたり、新しいことにチャレンジをしてより充実した暮らしを目指しましょう。