出張ペット火葬とは?

自宅の玄関で訪問火葬の担当者から小さなペット用骨壺を受け取る女性 ペット

ペットを亡くしたら

家族の一員でもあるペットが亡くなったとき、霊園やお墓に埋葬したり、遺骨を手元に置いたりして心を込めて供養をする方が増えています。
火葬して遺骨を手元に置いたり、霊園などに納めたりしたい場合は、火葬の依頼先を選びます。
その選択肢の一つが、自宅などへ訪問してくれる出張ペット火葬です。

ペットの火葬を依頼する

ペットを火葬してくれる場所は、以下の施設です。

各自治体

ペットの火葬を受け付けている自治体もありますが、火葬方法や返骨の可否、引き取りの有無は地域によって異なります。
例えば、神戸市は合同火葬で返骨を行わない一方、横浜市は個別火葬や遺骨の持ち帰りを希望する場合の相談先として戸塚斎場を案内しています。
対象となる動物の大きさ、受付時間、料金を、お住まいの自治体の公式案内で確認しましょう。
参考:神戸市の案内、横浜市の案内(2026年10月確認)。

火葬サービス会社

ペットの葬儀や火葬を執り行う民間のサービス会社です。ペットの遺体を持ち込み、火葬をしてもらいます。ペットや飼い主の気持ちに寄り添ったサービスやプランが用意されていて、合同火葬か個別火葬か、お別れの式を行うかどうか、骨を返してもらうかどうか、などを選ぶことができます。費用はペットの種類や大きさ、選んだプランによって変わります。火葬費用だけでなく、引き取りや納骨にかかる費用を含めた見積もりを確認しましょう。

出張ペット火葬とは

火葬の依頼方法には、施設への持ち込みのほか、遺体の引き取りや、火葬車による訪問などがあります。
出張ペット火葬は、施設への移動が難しい場合などに検討できる方法です。
引き取り後に施設で火葬するサービスとは異なるため、申し込み時に実際の火葬場所を確認しましょう。

出張ペット火葬とは、火葬炉を搭載した専用車で訪問し、火葬を行うサービスです。
火葬場所や車の停車場所、煙・におい・音への対策、近隣への配慮について事前に説明を受けましょう。
自宅前で必ず火葬できるとは限りません。
車の外観や社名表示も会社によって異なるため、気になる場合は予約前に確認してください。

出張ペット火葬も、サービス会社によっていろいろなプランを用意しています。個別火葬か合同火葬か、火葬したあとにお骨上げをするかしないか、遺骨を返してもらうかどうか、などを選ぶことができます。

出張ペット火葬の費用を確認する

費用はペットの体重や大きさ、個別・合同の別、立ち会いや返骨の有無などで変わります。
広告の最低価格だけで判断せず、次の項目を含む総額を書面やメールで確認しましょう。

  • 火葬料と出張料
  • 夜間・早朝や遠方への訪問の追加料金
  • 骨壺・骨袋、返骨、納骨の費用
  • キャンセル料と追加費用が発生する条件

見積もりを比べるときは、同じ体重・火葬方法・返骨条件で比較することが大切です。

出張ペット火葬の流れ

実際にペットが亡くなってから出張ペット火葬を行うまでの流れについても説明します。以下のような手順でペットを弔いましょう。

サービス会社に連絡

ペットが亡くなったらサービス会社に連絡をします。サービス会社に電話がつながったら、あとはスタッフの指示に従って火葬の日時やプランを決めます。希望する見送り方などがある場合は、このときにスタッフに伝えます。

火葬に向けての準備

火葬するまで時間が空く場合は、それまでに家族でできることをスタッフに確認します。棺を用意してもらう場合は、棺に一緒に入れても良いものを確認してから準備しましょう。

火葬

火葬車に来てもらって火葬をします。選んだプランによって内容や、かかる時間は変わります。

出張ペット火葬のメリット

出張ペット火葬には以下のようなメリットがあります。

葬儀場へ行く必要がない

火葬や葬儀を行っているサービス会社が遠くて遺体の持ち込みが難しい場合、出張ペット火葬はとても便利です。自家用車がない場合、遺体を持って公共交通機関を利用するのは難しいものですが、出張ペット火葬であれば自家用車がない方や遠出が難しい高齢者でも簡単に利用することができます。

訪問日時を相談できる

訪問できる日時は、会社の営業時間や予約状況によって異なります。
「24時間受付」と表示されていても、深夜に訪問・火葬できるとは限りません。
希望日時への対応、夜間料金、火葬までの安置方法を事前に確認しましょう。

きめ細かなサービスをしてくれる会社も

出張ペット火葬を取り扱っているサービス会社は、ただ出張して火葬をするだけではなく、セレモニーなど飼い主の気持ちに寄り添ったサービスやプランも用意されています。納得できる見送り方をすることによって、気持ちを整理することができます。

出張ペット火葬をするときの注意点

出張ペット火葬を、サービス会社に依頼するときは注意したい点がいくつかあります。

サービス会社選び

大切なペットを悔いなく見送るために一番大事なのは、どこのサービス会社を選ぶか、ということです。サービス会社のなかには、飼い主の悲しい気持ちにつけこむ会社があることも事実だからです。どのようなサービスやプランがあるか、飼い主の気持ちにどこまで寄り添ってくれるか、どこまで希望に添ってもらえるかなどを事前に確認しましょう。

ペットの葬儀や火葬に関しては、「一般社団法人日本動物葬儀霊園協会」「一般社団法人全国ペット霊園協会」「日本ペット訪問火葬協会」などの協会がありますので、それらの協会に加盟しているかどうかも判断基準になるでしょう。可能なら、ペットが存命のうちから何社かサービス会社を回ってサービス内容を比較したり見積もりを出したりして慎重に決めることをおすすめします。

家族とよく話し合いをする。

家族みんなで可愛がっていたペットの死後どうするかは、家族みんなで話し合って決めましょう。たとえば、費用の関係で個別の火葬が難しいとします。合同で火葬するのは嫌だと感じる家族もいるかもしれませんが、「他の子と一緒だと寂しくない」という考え方もあります。

また、「火葬したあとの遺骨をどうするか」ということも話し合っておかなければいけません。「手元に残して供養したい」「手元にいるといつまでも悲しみがぶり返す」「お墓や霊園に埋葬したい」など、家族によって考え方がさまざまだからです。当然、遺骨をどうしたいかによって用意するものも変わってきます。霊園に埋葬する場合は霊園の予約が必要ですし、手元で供養をする場合は遺骨を入れる骨壺が必要になります。火葬をした後に遺骨を返してもらわずにサービス会社にその後をまかせる方法もあります。遺骨をどのようにするかによってプランも変わってきますので、家族で話し合いましょう。

ペットの遺骨

遺骨を手元に置く、霊園に納める、合同供養を依頼するなど、見送り方にはさまざまな選択肢があります。
遺骨や供養に対する考え方は、人や宗教・宗派によって異なります。
家族の気持ちや無理なく続けられる方法を大切にし、宗教的な不安がある場合は、信頼できる寺院などに相談してください。
返骨を希望しない場合も、遺骨がどこで、どのように扱われるのかを依頼先に確認しましょう。

副葬品

火葬をするときは、棺に副葬品を入れても良いかどうかを確認しましょう。副葬品としてよく入れられるのは、ペットが好きだったフードやおやつですが、缶に入っていると棺には入れられないことがあります。首輪やおもちゃなど燃え残る素材の場合は、断られることがあります。ペットのために副葬品を入れてあげたい気持ちはよくわかりますので、どんなものなら入れても良いかスタッフに確認をしてください。

まとめ

今はペットも大事な家族だと考えられています。少し前のように自宅の庭に埋めてお墓をつくることが難しい今、ペットに関する「葬」も大きく変わってきました。ペットを失った辛さを表す「ペットロス」という言葉も一般的になりましたが、ペットロスから立ち直るためには、納得できる見送り方をすることが大事です。

ペットの火葬を執り行うサービス会社の良くない対応によって、悔いが残って立ち直れなかったりすることもあると聞きます。どのようにペットを送りたいか家族の意見をまとめて、その気持ちに応えてくれるサービス会社を選んで、ペットを送りましょう。

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