墓友(はかとも)とは、同じお墓に入る希望を持つ友人や、供養のことを相談し合う仲間を指す言葉です。
制度や資格の名称ではなく、墓友になっただけで納骨や葬儀の手続きが整うわけではありません。
墓友と同じお墓に入るには施設の規則を確認する
血縁関係のない友人を受け入れるお墓もありますが、どの墓地でも利用できるわけではありません。
納骨できる人の範囲、申込者との関係、生前申込みの可否は、施設や募集区分によって異なります。
例えば都立霊園でも、一般埋蔵施設などでは納骨できる親族の範囲を定めています。
「一緒に入りたい」と話し合う段階で、希望する施設に友人同士の利用が可能か問い合わせましょう。
同じ区画と同じ霊園は別の選択
一つの区画を共同で使う方法だけでなく、同じ霊園にそれぞれの区画を持つ方法も考えられます。
合葬墓(がっそうぼ)では、特定の友人の遺骨と隣り合わせになる場所を指定できるとは限りません。
「同じ場所で眠る」という希望が何を意味するのか、最初に言葉にしておきましょう。
墓友がいることで得られる支え
供養の希望を話せる相手になる
お墓や葬儀について一人で考え込まず、見学した施設の情報や自分の希望を話せることは支えになります。
親しい相手でも宗教観や家族との関係は異なります。
意見を合わせることを急がず、相手が希望を変えられる関係を大切にしましょう。
費用を比較するきっかけになる
共同利用ができる施設では、費用を分担できる場合があります。
ただし、納骨する人数ごとの料金や刻字料、管理料が必要なら、単純に半額にはなりません。
共同区画と個人用区画について、一人当たりの総額で比較しましょう。
墓友に任せきりにしない死後の準備
友人同士の約束だけでは、死亡を知らせる人、遺骨を運ぶ人、施設へ納骨を申し込む人まで決まるとは限りません。
友人が先に亡くなる場合や、病気などで対応できなくなる場合もあります。
- 死亡時に誰から誰へ連絡するかを決める。
- 葬儀・火葬・納骨の依頼先と費用の支払方法を整理する。
- 頼んだ人が対応できない場合の連絡先も用意する。
- 施設名、契約番号、書類の保管場所を必要な人に伝える。
有料の死後事務などを利用する場合は、実施する業務、追加料金、預けるお金の管理、解約条件を契約書で確かめます。
墓友との交流と、実際の手続きの準備を分けて考えることが大切です。
家族や周囲へ伝えておきたいこと
連絡を取っている家族や、将来の手続きを頼む人には、自分が希望する納骨先と理由を伝えましょう。
反対されると決めつける必要はありませんが、希望を知らないままだと、葬儀や納骨の時に迷わせることがあります。
費用負担や既存のお墓の扱いも含めて話し合い、変更したときは情報を更新します。
契約前の具体的な確認へ進む
墓友を探すこと自体を急ぐ必要はありません。
一人でも利用できるお墓と比較しながら、自分の希望を整理しましょう。
共同で利用する際の名義、支払い、途中で希望が変わった場合の確認は、失敗しない墓友選びで説明しています。
お墓全体の選択肢は、お墓とは?種類・費用・選び方、納骨から墓じまいまでわかる基礎知識も参考にしてください。
参考資料
情報確認日:2026年10月16日。



