テレビCMの保険料だけで決めない
保険のテレビCMやネット広告は、商品を知るきっかけになります。
ただし、短い広告だけでは、自分の年齢での保険料や保障の範囲までは判断できません。
広告されている保険を一律に危険と考える必要はありませんが、申込み前に資料で条件を確かめましょう。
表示されている保険料は誰の条件か
月額が大きく表示されていても、一定の年齢・性別・保障額などに基づく例の場合があります。
自分が申し込む場合の見積もりを取り、次の条件をそろえて比較してください。
- 加入する人の年齢と、保険料計算に用いる条件。
- 死亡保険金額や入院給付金額。
- 主契約だけの金額か、特約を含む金額か。
- 月払い・年払いなどの払込方法。
- 保険料を支払う期間と、保障される期間。
更新後の保険料と保障終了を確認する
更新型の定期保険では、更新時の年齢などにより通常は保険料が上がります。
一方、広告に出ている保険がすべて更新型というわけではありません。
保険種類を確かめ、更新後の保険料と更新できる年齢の上限を確認しましょう。
定期保険は必要な期間のリスクに備える保険です。
満期まで保険金を受け取らなかったからといって、その間の保障が無駄になるわけではありません。
平均寿命との比較だけで損得を決めず、いつまで保障が必要かを考えることが大切です。
「告知なし」「持病があっても」に続く条件を見る
健康状態の告知(こくち)が不要な商品と、告知項目を少なくした商品は同じではありません。
加入できる年齢、契約手続きの条件、保障開始後の制限を確認してください。
「告知なし」は「誰でも無条件に契約できる」「加入直後からどの死亡原因でも満額が支払われる」という意味ではありません。
支払額が変わる期間はあるか
一定期間は病気による死亡給付金が払込保険料相当額などに制限される商品があります。
事故・病気で支払条件が異なる場合もあるため、広告の大きな保険金額だけでなく、いつ、どの原因なら、いくら受け取れるかを書面で確かめましょう。
解約した場合はいくら戻るか
解約返戻金(かいやくへんれいきん)がある商品でも、払込額が全額戻るとは限りません。
死亡時の給付金と解約時のお金は別です。
生活費として途中で使う可能性のある資金は、保険とは分けて確保しましょう。
申込み前に読む資料と質問
契約概要・注意喚起情報・ご契約のしおりなどを読み、不明点は保険会社や募集人に確認します。
特に次の質問への答えを、見積書や資料に残しておくと比較しやすくなります。
- 今後の保険料は変わるか。いつまで払い続けるか。
- 保障がなくなるのはいつか。更新はできるか。
- 加入直後に支払額が減る場合や、支払対象外になる場合はあるか。
- いま解約した場合と将来解約した場合の返戻金はいくらか。
- すでに加入している保険と重複していないか。
葬儀費用のために検討する場合
まず、希望する葬儀の費用と、準備できている預貯金を整理します。
保険が必要なら不足額と支払える保険料を確認し、定期保険・終身保険などを比較しましょう。
新契約の成立・保障開始を確認する前に、現在の保険を解約しないことも大切です。
商品案内・資料請求:みどり生命「メモリアルⅢ」の案内
特定の商品がすべての人に適するわけではありません。
最新の契約概要・注意喚起情報で、ご自身の条件を確認してください。
CMを見た後に確認する三つの名前
商品名・引受会社・問い合わせ先をメモする
似た名前の保険でも、販売している窓口と、保険を引き受ける会社が異なることがあります。
広告を見たら、商品名だけでなく、引受会社と問い合わせ先をメモしましょう。
資料請求の際には、どのCMの商品かを伝え、届いた資料の表紙や契約概要の名称と照合します。
検索結果から申し込む場合も、広告で見た商品と、開いたページで紹介されている商品が同じか確認してください。
比較サイトや代理店のページでは、複数の商品が並んでいることがあります。
見積もりを保存するときには、商品名、作成日、保障額を一緒に残しておくと、後から別の商品と取り違えにくくなります。
「死亡保障」と「医療保障」を分けて読む
CMの中で大きく示された金額が、どの場面で支払われるものかも重要です。
死亡保険金100万円と、入院日額5,000円では、備える支出も受け取り方も異なります。
数字の大きさだけを並べず、「亡くなったとき」「入院したとき」「所定の手術を受けたとき」のように、支払われる場面ごとに書き出しましょう。
例えば、葬儀費用を残したいのに、主に入院費用へ備える商品の説明だけを読んでいた、という取り違えを防ぐためです。
自分が困ると考えている場面と、その商品の支払条件を一つずつ対応させると、必要な保障と追加で確認する項目が見えてきます。
月額を総額に直して比べる方法
同じ期間で計算してから違いを確認する
仮に月額2,000円が20年間変わらない契約なら、保険料の合計は48万円です。
月額3,000円なら同じ20年間で72万円になります。
これは掛け算の例であり、実在する商品の保険料や、どちらが有利かを示すものではありません。
保障額や保障期間が異なる商品を、この合計だけで選ぶことはできません。
更新で保険料が変わる場合は、最初の月額を全期間に掛けず、更新前と更新後を分けて計算します。
将来の保険料がまだ確定していない部分は、そのことが分かるように書き、現在の案内に基づく試算なのか、契約上確定した金額なのかを問い合わせましょう。
保険料が変わらないことと、保障が変わらないことは別
「ずっと同じ」という広告表現を見たら、何が同じなのかを確認してください。
月々の保険料なのか、死亡保険金額なのか、入院などの特約も含むのかで意味が違います。
主契約の保険料が一定でも、付いている特約には別の期間や更新条件が設定されている場合があるため、契約全体の一覧で確かめます。
比較表には「月々の支払額」「いつまで支払うか」「いつまで保障されるか」の三つを別々に記入しましょう。
退職後も支払いが続く場合には、その時期の家計で負担できるかも確認します。
途中で払えなくなった場合を考え、解約以外に保障額の変更などを相談できるかも尋ねておくと役立ちます。
電話で説明を聞くときの進め方
質問を具体的な場面に置き換える
「すぐ保障されますか」という質問だけでは、保障開始日と、開始後の支払制限が混同されやすくなります。
「保障が始まった翌月に病気で亡くなった場合は、どの金額が支払われますか」「事故の場合は条件が違いますか」のように、時期と原因を分けて質問しましょう。
回答に対応する資料のページも教えてもらうと、家族と読み返せます。
聞き取れなかった用語は、その場で言い換えて説明してもらいましょう。
電話の日時、担当窓口、質問と回答をメモし、口頭説明と資料の内容が違うように感じた場合は、契約を決める前に再確認します。
健康状態について告知が必要な商品では、担当者との会話だけで済ませず、保険会社が指定する方法で、質問に正確に回答してください。
家族が勧める場合も、本人の希望を先に聞く
子どもが親のために資料を取り寄せる場合は、本人が何を心配しているかを確認しましょう。
葬儀費用なのか、入院時の出費なのか、毎月の保険料の負担なのかによって、検討する内容は変わります。
CMの印象だけで契約を急がず、今ある保険と預貯金を本人と一緒に整理してください。
家族で話すときは、誰が保険料を払い、誰を保障の対象とし、誰が保険金を受け取る契約なのかも確認します。
家族が資料を読んだことと、本人が内容を理解して申し込むことは別の段階です。
不明点をまとめてから問い合わせることで、同じ説明を何度も聞く負担を減らせます。
申し込んだ後にも内容を照合する
保険証券や契約内容の通知が届いたら、申込時の見積もりと並べ、保障額、特約、保険期間、払込期間、受取人を確認します。
思っていた内容と違う場合は、放置せず契約先へ連絡してください。
申込みの撤回などの手続きは、適用条件や期限を注意喚起情報で確認する必要があります。
契約書類は、広告や資料請求時のパンフレットと区別して保管しましょう。
広告は商品の入口ですが、実際に請求するときには、自分の契約内容を確認できる書類が必要になります。
家族には契約先と保管場所を伝え、受け取れるはずの保障を確認できる状態にしておくことが大切です。
まとめ
広告は入口として活用し、契約の判断は自分の条件に合った資料で行いましょう。
月額の安さだけでなく、保障期間、更新後の負担、支払制限、解約時の扱いを比べることが大切です。



