手元供養(てもとくよう)は、火葬後の遺骨の全部や一部を自宅など身近な場所に置いてしのぶ方法です。
ペットを身近に感じていたい人にとって選択肢になりますが、気持ちに合う供養の形は人によって異なります。
無理に納骨や仏具の購入を急がず、家族と相談しましょう。
手元供養の方法を選ぶ
骨壺と写真を置く
遺骨を納めた骨壺(こつつぼ)と写真を、安定した場所に置く方法です。
専用の仏壇がなくても、落ち着いてしのべる小さな場所から始められます。
容器のサイズや保管場所は、ペットの供養はどうすれば?遺骨や骨壷の解説をご確認ください。
一部を小さな容器に納める
遺骨の一部を小さな容器に残し、残りを納骨する方法もあります。
後から納骨する施設の受付条件も確かめ、どの遺骨をどこに納めたか家族で記録しておきましょう。
メモリアルジュエリーなどを利用する
遺骨や遺毛を収納するアクセサリーと、遺骨を加工して作る品は別の商品です。
収納量、防水性、修理、納期、加工後の遺骨の返却の有無を確認します。
費用にも幅があるため、必ず安価と考えず、必要性と予算から選びましょう。
家族で気持ちの違いを確かめる
毎日写真を見たい人も、しばらく距離を置きたい人もいます。
同じ家族でも悲しみ方が同じとは限りません。
共有の場所に置くときは、見える位置や写真の数、線香の使用などを話し合います。
供養をしたから必ず早く立ち直れる、霊園へ納めれば悲しみが軽くなる、と決めつけることはできません。
いったん決めた置き方や供養方法も、気持ちや生活に合わせて見直せます。
毎日の管理を無理なく続ける
- 倒れたり落下したりしにくい場所に置く。
- 容器の取扱説明に従い、結露や水ぬれを避ける。
- 花や食べ物を置く場合は、傷む前に片付ける。
- 火を使う場合はそばを離れず、外出・就寝前に消す。
毎日決まった儀式をしなければならないわけではありません。
写真を眺めたり、思い出を家族と話したりする時間も、大切にしてよいでしょう。
自分が管理できなくなる場合に備える
骨壺やアクセサリーの中身を家族が知らないと、後で扱いに迷うことがあります。
保管しているものと希望を、エンディングノートなどにまとめます。
- ペットの名前、火葬した日と施設。
- 遺骨・遺毛を入れた容器やアクセサリーの場所。
- 管理を頼める人と、連絡してほしい施設。
- 納骨先の希望、契約の有無、費用の準備。
人の棺やお墓へ一緒に納めることは、火葬場や墓地の規則によって認められない場合があります。
希望を書くだけで確実に実現するとは考えず、施設へ事前に相談してください。
後から納骨へ変更する場合
ペット霊園や寺院に、すでに自宅で保管している遺骨の持込みができるかを確認します。
個別安置の期間、合祀(ごうし)へ移す時期、遺骨の返還条件も比べましょう。
施設選びの確認項目は、ペット霊園での新しい供養のかたちで整理しています。
供養の選択肢全体は、ペットの葬儀やお墓をどうする?をご覧ください。
情報確認日:2026年10月16日。



