突然やって来る訃報。そしてお葬式。
そのお葬式で、周りの人達を不快な気持ちにさせないためにも、お葬式の持ち物はどのようなものを用意すればいいのかをしっかりとチェックしましょう。
●お葬式の持ち物の基本リスト
これは、最低限必要なものです。
香典、袱紗(ふくさ)、数珠、手袋、ハンカチ、バッグ、傘(雨天の時のみ)
①香典
お葬式の持ち物で忘れてはいけないのが香典です。
香典は通夜だけではなく、葬儀・告別式の時に持っていってもよいとされています。
②袱紗(ふくさ)
袱紗(ふくさ)とは不祝儀袋を包むためのものです。
不祝儀袋は、カバンにポンと入れておくのではなく、大人としてのマナーとしてきちんとふくさで包んでからカバンに入れるようにしておきましょう。カバンからふくさを取り出し、そこから取り出すと見栄えも良くきれいです。
ふくさは紫や緑、藍色、グレーなどが良いです。
③数珠
まず数珠は一人一つ持ちましょう。親族であっても数珠の貸し借りはNGです。
数珠は大人のマナーとして一つ持っておきましょう。
*本連数珠
数珠の珠が108個ついているものが本連数珠になっています。本連数珠を購入する時は自身の宗派のものを購入するようにしましょう。
*略式数珠
略式数珠とは数珠の珠の数を減らしたものです。略式数珠には宗派がないので、どの宗派でも使用することができます。そのため略式数珠を持っていると間違いありません。
*数珠の色
お葬式にもっていく数珠には色や素材などの決まりはありません。好きなものを使用することができます。
また数珠には男性用女性用があります。男性用の方が数珠の珠の大きさが大きく女性用のは小さいです。
④手袋
手袋を付けるかそうでないかは自由です。手袋を使用する際は黒の布製のものを使用しましょう。長さは自由です。当然ですが、焼香の時は外します。
⑤ハンカチ
ハンカチはフォーマル用のものを用意しましょう。フォーマル用がない場合は白や黒の無地のものまた派手でないものを選びましょう。赤や黄色など派手なカラーはNGです。
⑥バッグ
お葬式に持って行くバックは布製のものを選ぶようにしましょう。革製品はNGです。
お葬式では殺や死を連想させる持ち物はNGとなっているからです。
また黒で布製だからと言って、大きなリボンがついたようなバックもお葬式では避けた
方が良いでしょう。シンプルなデザインのものがおすすめです。
この他、金具が目立つバッグを持つのはやめておきましょう。お葬式では光に反射する持ち物もNGとなっています。
そしてお葬式用のバックは小さめサイズなため荷物が入りません。そんな時に役に立つ
のがサブバックです。サブバックはA4、B5サイズが多く、持ち物をまとめて入れることができるので便利です。
⑦傘
傘は入り口までしか使いませんが、基本的には黒色の傘がいいでしょう。黒色の傘がない場合にも派手な色の傘は控えましょう。お葬式の持ち物に派手なものはNGです。
もし、このような色の傘がない場合にはコンビニなどで販売されているビニール傘で大丈夫です。